- コウネっていったいどこの部位?
- コウネの魅力って何だろう?
- コウネの美味しい食べ方が知りたい・・・
馬刺しでよく使われる部位は8種類もあるのをご存じでしたか?
その中でも今回は馬特有の希少部位「コウネ(別名:たてがみ)」についてご紹介していきます。
馬刺しのお取り寄せで失敗したくない方は、こちらの記事もチェック!
⇒お取り寄せ馬刺しおすすめランキングTOP3
コウネとは?馬特有の希少部位!?
コウネとは馬特有の部位で、馬一頭からたった5kgほどしか取れないとても希少な部位です。
コウネ、別名たてがみって馬のどこの部分なんだろう?
馬のたてがみ、あのフサフサとした長い毛が生えている部分のことを「コウネ」と呼ぶそうよ。
なぜ馬のたてがみ部分を「コウネ」って呼ぶんだろう?
名前の由来は首の付け根や、うなじの付け根を意味する「項根、こうね」が呼び名の由来となっているそうよ。
ただし牛にも「コウネ」、「コーネ」と呼ばれる部位があるの。
特に広島では「牛のコーネ」がご当地グルメにもなっているほど有名になっているから牛のコウネと間違えないよう気をつけないとね!
同じ呼び名をすることから間違えて認識したり通販での誤購入をしないよう気を付けましょう。
馬刺しのコウネを購入する場合は、「タテガミ」、「たてがみ」で注文することで誤購入を防ぐことができます!
コウネの脂身はあっさりしている
肉の脂身って、こってりしているイメージありませんか?食べた時に、少し胃もたれするような・・・しかも見た目が真っ白なので、いかにも脂身!?って感じがすると思います。でも安心してください!
馬の脂身はどちらかというと魚の脂身に似ています。
濃厚な甘みを持ちつつ、あっさり!とした後味が特徴的です。
食感はコリコリしていて噛むたびに甘みが口中に広がります。
味は大トロ馬刺しにそっくりだとか!?
脂が口の中でとろける
口に入れた瞬間、舌の上で溶け始め、口全体に脂の旨味が広がります。
それは馬の脂の融点が牛や豚、鶏に比べて低いためです。下記の表にも示したのでご覧ください。
口に含んだ瞬間、脂が溶けるため脂の重たさを感じることなく、胃もたれにもなりにくいので、脂身が苦手・・・という方でも安心して食べていただけます!
脂の種類 | 融点 |
馬脂 | 30~43℃ |
牛脂 | 40~50℃ |
豚脂 | 33~46℃ |
鶏脂 | 30~32℃ |
不飽和脂肪酸を多く含んでいればいるほど、融点は低くなります。
不飽和脂肪酸量が多い!?
不飽和脂肪酸と聞くと青魚などに多く含まれているあれでしょ!?と思う方も多いのではないでしょうか?実は馬の脂にも多くの不飽和脂肪酸が含まれているんです!
馬肉の脂肪には不飽和脂肪酸がなんと60~65%も含まれています
不飽和脂肪酸ってよく聞くけど実際、どんな健康への効果があるのでしょうか?
- 高血圧や動脈硬化の予防
- 血液をサラサラにする
- コレステロールを下げる
- 記憶力UP!
- 便秘改善
- アトピー改善 などの健康効果があります。
コラーゲンも豊富
美肌にはコラーゲンがいいという話はよく耳にしますよね。コウネにはコラーゲンが豊富に含まれています。
肌のハリや弾力を保つ効果だけでなく骨を丈夫にしてくれます。また健康や老化にも重要な働きをしてくれます。
コラーゲンを摂取することは美肌を保つだけでなく、健康を維持する上でも大切になります!
コウネの美味しい食べ方とは?
コウネといえば!
代表的な食べ方は刺身!
コウネの特徴的なコリコリとした食感、脂身なのにあっさりとした後味を堪能できる方法は、やはり「刺身」にして生で食べるのがオススメです!
コウネは真っ白な見た目をしていて赤身の肉と一緒に並べることで見た目も華やかに!
食べた時お互いの味を引き出してくれるので、最高のコンビネーションとなること間違いなし!?
コウネのオススメの切り方とは?
あまり解凍せず半解凍状態にしてスライスします。
コウネには筋目はないので、スライスする方向はどちらでも大丈夫です。
一口サイズで、できるだけ薄くスライスします。
こちらではコウネの切り方を動画にして説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コウネの呼び方は地方によってさまざま
地域や、お店によって呼び方がさまざまです。今回は代表的な呼び方をご紹介します!
- コウネ
- たてがみ
- こうね
- こうね脂
- コーネ
まとめ
今回は馬特有の貴重な部位「コウネ」についてご紹介しました!
- コウネは馬特有の希少部位!
- コウネの脂身は口の中で溶けて後味あっさり!
- 不飽和脂肪酸が豊富なため生活習慣病などに対する効果が期待できる!
- コラーゲンが豊富
- コウネは赤身のお肉と一緒に刺身で食べるのがオススメ!!
- コウネの切り方はなるべく食べやすいように薄めにスライスするのがコツ!
- コウネは地域によって「たてがみ」、「こうね脂」など様々な呼び名がある
脂身が苦手だというあなた
口の中に入れた瞬間、溶け始め、脂身独特の重さを感じることなく、あっさりとした後味の「コウネ」をこの機会に試してみませんか?