馬刺しはスーパーであまり見かけることがなく、食べた経験が少ない人もいるでしょう。
そのため
「余った馬刺しを別の料理にしたいけど思いつかない」
「馬刺しを調理する際の注意点を知りたい」
「適切な保存方法がわからない」
のような馬刺しが余ったときの対応に困る人も多いのではないでしょうか。特に保存方法は、間違えると味が変わるだけでなく、自分の体調にも影響するので注意が必要です。
本記事では、馬刺しが余った際の調理法と保存法について紹介していきます。馬刺しの新たな一面が発見できますので、ぜひご覧ください。
馬刺しが余ったら?おすすめの調理法3選
馬刺しに食べ飽きてしまい余った場合は、一手間加えて楽しみ方を変えてみましょう。馬肉は、馬刺しで食べるイメージが強いですが、実はたくさんの料理があります。
以下では、馬刺しを使った調理法3つとそれぞれの調理に合ったメニューを紹介するので、ご活用ください。
手軽に食べたいときは生のままアレンジしよう

生のまま調理する最大のメリットは、手軽に楽しめることです。複雑な工程もないため、すぐに馬刺しを食べたい人におすすめです。
今回は
- 馬肉のタルタル
- 馬肉のカルパッチョ
の2種類を紹介します。
馬肉のタルタル
「馬肉のタルタル」は、モンゴルが由来と言われており、体があたたまりお酒がすすむ料理です。
馬刺しを粗目切りにし、刻み玉ねぎと塩・コショウであえます。肉の食感をしっかり味わいたい場合は、大きめに切りましょう。
馬肉のカルパッチョ
生肉を使う「カルパッチョ」も馬刺しと相性がいいです。さっぱり食べられるため、食欲がないときなどにおすすめの一品になります。
肉は薄めに切ることが望ましいですが、馬肉の場合チルド状態になっているものが多いため難しいです。なので馬刺しを少し厚めに切り、肉叩きや瓶などを使用して伸ばしましょう。
食べやすい大きさにカットしたら皿に盛りつけます。ドレッシングやレモン、チーズなどをかけて完成です。
炒め物にするとごはんのおかずにピッタリ

ごはんのおかずにするなら、馬刺しを炒めましょう。焼くことで歯ごたえが加わり、噛むたびに旨味が口に広がるため、濃厚な調味料と合わせれば立派なおかずになります。
ここでは
- 馬肉のバターしょうゆ炒め
- 馬肉のしょうが焼き
を紹介しますのでお試しください。
馬肉のバターしょうゆ炒め
最初に紹介するのが「馬肉のバターしょうゆ炒め」です。淡白な馬肉にバターを合わせることで風味豊かになるため、絶妙にマッチします。
調理法はシンプルで
1 油を入れて、馬刺しをさっと焼く
2 肉の色が変わりはじめたら、バターを入れる
3 しょうゆと塩・コショウで味付けする
です。ピーマンやキャベツ、玉ねぎなど歯ごたえのある野菜を一緒に炒めれば、ボリューミーなおかずに変身します。
馬肉のしょうが焼き
馬刺しは、おろししょうがをつけて食べることが多いため、「しょうが焼き」にアレンジしてもおいしいです。
材料は馬刺しや玉ねぎ、好きな野菜を用意します。
タレはしょうゆ、みりん、酒、おろししょうがで作りましょう。
準備ができたら、以下の手順で調理します。
1 フライパンに油を入れ、馬刺しを強火で焼く
2 色が白くなってきたら、玉ねぎを入れる
3 馬刺しや玉ねぎが柔らかくなったら、タレを入れて中火で1分程度焼く
馬肉は炒めすぎると硬くなってしまうので、注意してください。完成した馬肉のしょうが焼きにお好みの野菜を添えることで、満足度の高いおかずになります。
肉の柔らかさを引き立てたいなら煮込みに!

馬刺しを煮込むこともイチオシの調理法です。煮込むと肉が柔らかくなり、旨味が口に広がりやすくなります。
煮込みの代表的な料理
- 馬肉煮込み
- 馬肉シチュー
を紹介しますので参考にしてください。
馬肉煮込み
「馬肉煮込み」は、初心者でも作りやすい料理なのでおすすめです。
必要な材料は馬刺し、こんにゃく、玉ねぎ、にんじん、ごぼうになります。
味付けにはしょうゆ、しょうが、酒、みりんを使いましょう。
準備ができたら
1 馬刺しを数cm程度に切る
2 馬刺しをたっぷりの水で茹でて、アクをとる
3 こんにゃくと野菜をカットし、しょうがと調味料を入れて馬刺しと煮込む
上記の通りに調理していきます。長い時間煮込むことで、馬刺しの旨味が引き立った仕上がりになるのでお試しください。
馬肉シチュー
「シチュー」は、大人から子どもまで幅広い年齢層に人気の料理です。馬刺しを入れることで、肉の淡白な味とクリーミーなソースが合わさり、おいしさが増します。
用意する材料は馬刺し、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんです。
味付けには牛乳、小麦粉、バター、コンソメ、塩・コショウを使用します。
調理手順は、下記の通りです。
1 鍋にバターを入れて野菜を炒める
2 馬刺しを投入し、焼き色がついたら小麦粉を入れて絡める
3 牛乳とコンソメを加え弱火で30分煮込み、塩・コショウで味付けする
ダマにならないよう牛乳は、少しずつ入れてください。
馬刺しが余ったら保存しよう
馬刺しが余り、間を空けてから食事や調理をしたい場合は保存しましょう。ただし、馬肉は加熱処理されていないことが多いため保存する際は、正しい方法で行ってください。
保存方法には、
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
があります。保存期間や食べごろがそれぞれ異なるので、注意しましょう。
冷蔵保存

冷蔵保存する場合、開封した日から2日以内には召し上がってください。長い時間経過すると肉の鮮度が落ちてしまったり、衛生的に危険であったりするためです。
馬肉は、鉄分が多く空気に触れると酸化してしまうのでラップなどに包んで保存してください。保存する際は、冷蔵庫にあるチルド室が適しています。
冷凍保存

長期間保存したい場合は、冷凍保存にしましょう。冷凍保存なら温度変化も防げるため、馬刺しの品質を保てます。冷凍する前に小分けにして密閉できる袋に入れ、空気に触れないようにするのもポイントです。

解凍する際は、冷蔵庫や流水でゆっくり解凍しましょう。時間をかけることで、肉の鮮度が保たれ旨味も逃げません。冷蔵庫の場合は、チルド室か冷蔵庫の奥に入れて溶かしてください。
まとめ

今回は、馬刺しが余った際の調理法と保存法について紹介しました。馬刺しは、調理次第でいろいろな魅力が引き出され、たくさんの楽しみ方ができます。時間を置いてから調理や食事をする場合は、状況に合わせて正しく保存しましょう。
馬刺しをさらにおいしく食べたいなら購入方法も意識しましょう。馬刺しは、お店や部位などにより味が異なります。いくら正しく調理や保存をしても、選び方を間違えると馬刺し本来の持ち味が活かされません。
馬刺しの購入に失敗したくない人は、ぜひ「馬刺し好きが厳選」をご覧ください。初心者でも理解しやすいように解説しているのでおすすめです。
野菜や卵黄を添えたり、トーストに乗せたりするとさらにおいしくなります。卵黄は、タルタルの食感をなめらかにしてくれるのでおすすめです。