なぜ会津で馬刺しが食べられるのか?その疑問を徹底解説します!

福島県会津で食べる馬刺しは絶品!!なんといっても赤身の馬刺しは会津が一番!!
そんな声が馬刺しファンの間から聞こえてきそうですよね。

今でこそ馬刺しといえば福島県の会津という風に、馬刺しに関連のある地名が思い付くけれど、どのようにして有名になったのかよく考えてみたら知らないわね。

会津と馬刺しの関係性、どんな歴史があったのか探ってみたい!!

そもそも馬肉が日本で食べられるようになった経緯も一緒に知りたいな。

今回はそんな疑問を紐解いていこうと思います!!

そうした疑問を解決した後には地元で人気の馬刺し店を余すことなく紹介します!

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会津と馬刺しの関係性、歴史に迫る!!

今でこそ馬肉を食べる習慣が広がりつつありますが、馬肉が食文化に根付いた歴史をご存じでしょうか?実は九州を中心に馬肉の食文化は広がりました。

では具体的な時期や、どのようにして食べられるようになったのか詳しく見ていきましょう!

馬肉、馬刺しのルーツに迫る

遡ること時は675年。

日本最初の天皇、天武天皇が肉食禁止令を発効しました。そのため江戸時代まで牛、馬、犬、猿、鶏、いわゆる五畜の肉食が禁止されていました。

ですが、魚が取れない地域では魚の代わりにお肉がたんぱく源となっていたため、あくまでも滋養強壮目的としてお肉を食べていたそうです。

実は肉食禁止令が出ていた間も隠語を用いてこっそりとお肉を嗜んでいた人が後を絶たなかったといいます。一度お肉のおいしさを知ってしまっては我慢できないのも無理はないですよね。

ゆか

隠語を少しご紹介するわね
馬肉のことを桜肉
猪肉のことを牡丹・山鯨
鹿肉のことを紅葉

その言葉の意味を知らない人からするとお肉だとは到底想像できないな。

隠語を用いて隠れてお肉を食べていた時代ですが、ある人物のある行動がきっかけとなり馬肉が食べられるようになりました。その人物とは・・・?

その人物こそが加藤清正

馬肉料理のルーツは戦国武将でもある加藤清正がルーツといわれています。

Q.なぜ馬肉が食べられるようになったのでしょう?

豊臣秀吉との朝鮮出兵で大陸に渡った際、食糧が底をついた加藤清正はやむを得ず軍馬を食べることを決断しました。

馬肉のあまりの美味しさと戦後の影響で食糧難の状況だったこれらの理由から馬肉が全国で食べられるようになったといわれています。

そして馬肉のみならず、お肉全般が一般家庭で食べられるようになったのは、食肉生産が一気に進んだ高度経済成長期といえます。歴史的に見ても50年ほどしかありません。

時代の背景を知ることで隠語を用いずとも堂々とおいしいお肉が、いつでもどこでも食べられるようになった経済の変化、成長に感謝したくなりますね。

馬刺しのルーツに迫る in 会津地方

会津で馬肉を食べる習慣が始まったのはいつ頃なのでしょうか?

次は福島県会津市で馬肉が食べられるようになった起源に迫ります。

起源は戊辰戦争で負傷した兵士に牛や馬を食べさせたことが馬肉食文化の始まりという説があります。

当時はまだ馬肉を生で食べることはなく生で食べられるようになったのは昭和30年。ある人物が鍵となっています。

その人物こそが力道山

力道山といえば日本でのプロレス創設の立役者。

弟子にはジャイアント馬場とアントニオ猪木の二大スターが存在する。
プロレスブームだけでなく馬肉のブームも巻き起こした人物だったんですね。

プロレスラーの力道山が会津若松市のお肉屋に訪れ、持参していたタレを馬肉にかけて生で食べたのがきっかけと言われています。

ですが力道山が馬刺しを食べてすぐに人気が出たわけではありません。

馬肉を生で食べて大丈夫なのか心配になった店主は保健所へ問い合わせたところ安全性が確保されたため、店主は驚きつつもこれはチャンスだと思い力道山が持参していたタレを参考に辛味噌を開発。

馬刺しと共に辛味噌を売り出したところ徐々に馬刺しの知名度や人気が上昇し「馬刺し」「辛味噌」が会津を中心に世に広まっていきました

人気トップ8の馬刺し店を特別にご紹介!!

今までは肉食文化、馬刺しのルーツに迫ってきました。
次はお待ちかねの地元、会津の人気馬刺し店をご紹介していきます。

この記事を読んだらお店に足を踏み入れたくなること間違いなし!!

竹原焼肉店

住所福島県河沼郡会津坂下町字惣六1番地
電話番号0242-83-1627
定休日毎週月曜日
ホームページ竹原焼肉店

会津坂下町の馬肉(桜肉)の専門店。創業昭和53年の竹原肉店では、さくら肉にこだわり、さくら肉の色々な食べ方を販売、提案しています。

当店ではどてちん丼がおすすめです。
さくら肉の中落をたたいてのせたハーフ丼。お酒にもピッタリ。

美容と健康に優れた食材です、ぜひお召し上がり下さい。

肉の荒堀(にくのあらぼり)

住所福島県河沼郡会津坂下町字市中新町甲3824
電話番号0242-83-2304
定休日不定休
引用:おでcafe

こちらは飲食店ではなく、馬肉を取り扱っているお肉屋さんです。名産ばんげの馬さしのメニューの中には特選桜さしみ霜降り・桜レバー・桜ハツ刺し・桜白刺し(モツ)などメニューを見ただけでおなかが空いてきましたね。

お土産等にぜひお立ち寄りいただければと思います。

発泡スチロール製の箱と保冷剤をご購入いただければ、お土産等にも持って帰ることが可能です。また全国の発送も行っておりますので是非ご利用ください。

さくら鍋 鶴我(つるが)

住所福島県会津若松市東栄町4-21
電話番号050-5485-0553
定休日不定休
ホームページさくら鍋鶴我

馬肉料理の専門店。会津馬牧場より毎日新鮮な馬刺しを入荷しています。
当店の自慢は「最高級赤身刺し」分厚い切られた赤身。口に入れた瞬間とろけます。

当店では馬の刺身8部位が堪能できどの部位を食べてもご飯、地酒が進む美味しさ。
日本酒の品ぞろえも豊富。ぜひ馬刺しに合うお酒と一緒に堪能してみてはいかがでしょうか?

ゆか

馬刺しと相性のいいお酒についてはこちらの記事を参考にしてね!

桜鍋 吉し多(さくらなべ よした)

住所福島県会津若松市東栄町5-14
電話番号0242-28-5533
定休日不定休

馬肉を中心に会津の郷土料理が味わえるお店。

定食の汁物には会津の郷土料理「こづゆ」がついてきます。会津に来ないと味わえない郷土料理も当店ではお楽しみいただけます。

人気のメニューは「桜さしみ」・「桜寿司」。
桜寿司はわさびがたっぷり入っているので馬肉の油と中和され一度食べると忘れられない味になっています。

馬肉をカツにした「桜ソーツカツ定食」もあります。さっぱりと味わいなので女性に大人気。
リーズナブルな価格で、上質な馬肉料理を味わうことができます。

焼肉 丸忠(まるちゅう)

住所福島県会津若松市錦町1-34
電話番号0242-28-4191
定休日毎週水曜日

当店の名物は馬肉のカルビです。
「桜とろカルビ」は当店でしか食べられない贅沢な逸品となっています。
馬肉は焼きすぎると硬くなってしまうので、軽く炙る程度でお召し上がりください。

当店では地元の名産物や種類豊富なお肉が勢ぞろい。
さらには良心的な値段設定や家庭的なお味をお楽しみいただけます。

ばんげや

住所福島県会津若松市栄町1-38
電話番号0242-32-9112
定休日毎週日曜日

当店の馬レバ刺しは日によっては入荷がない日もございます。もし来店日に入荷があるならば、あなたは強運の持ち主です!!

当店で食べられるレバーは癖がなく、とても食べやすいのが特徴的です。レバーを食べたことがない、もしくは牛や豚のレバーを食べて苦手になっている方も当店の馬レバ刺しを一度試してみてください!!

当店は完全予約制となっておりますので、来られる際はご予約をお忘れないようお願いいたします。

大久保商店

住所福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字波々帰目1110-1
電話番号0242-23-9279
定休日毎週水曜日
ただし冬季(12月~2月):毎週火曜日、水曜日
ホームページ大久保商店

精肉店「肉のおおくぼ」直営のカフェ・食堂・レストラン「馬刺し専門店 大久保商店」では、馬刺し専門店として、ランチのご飯、テイクアウト・持ち帰りやお土産品などをお買い求めいただけます。もちろん、店内でのご飲食も可能となっているため、観光の団体利用も大歓迎。

出典:大久保商店公式ホームページ

オリジナルの馬肉料理を多数取り扱っております。
新鮮なお肉をお客様に提供するためにオーダーが入ってから1枚1枚手切りして提供しています。

3つのタレ

当店では3つのタレをご用意しております。

  1. 濃口醤油・・・
    ニンニクと辛さのパンチが効いた特製味噌ダレ。
  2. にんにく辛子味噌・・・
    旨味とコクの強い醤油
  3. 酒塩・・・
    会津の名酒蔵“末廣酒造”さんの酒粕を使用した希少な酒塩

それぞれのタレを試した後には、濃口醤油に辛子味噌を溶いてさらなるお味をお試しください。

肉の丸長本店

住所福島県大沼郡会津美里町立石田古宮前甲423-4
電話番号0242-78-2945
定休日水曜日
第二,第四火曜日
ホームページ肉の丸長本店

鮮度の高い桜肉として評判が高い焼肉店。
食堂と肉屋が併設しているため、新鮮なお肉がお楽しみいただけます。

おすすめは上記の画像でもご紹介している
1位、桜肉三点盛り
2位、極上の桜刺し
その他にも桜ホルモンがおすすめです。火を通さなくても美味しく食べられるのが特徴的です。

当店の特製辛しタレをからめた焼肉はここでしか味わうことができません。
会津美里町を訪れる際は、ぜひお立ち寄りください。

一度食べると癖になる食べ方

会津といえば「醤油と辛味噌の組み合わせ」で食べるのが有名ですよね。

ゆか

福島県会津での定番の食べ方、「辛味噌」の簡単レシピから
辛みそを使った馬刺しレシピまでお伝えしている記事がありますので、ぜひそちらも合わせてお読みください。

でも今回は定番から少し外れた食べ方をご紹介します。

ローストビーフのタレ

ローストビーフのタレをつけて食べる方法をだれが想像出来たでしょう?

食べ方はいたってシンプルです。
ローストビーフと同じように馬肉のロース塊肉を調理してローストビーフのタレで食べるだけです。

実はこの食べ方、地元会津の方を中心に食べられている食べ方!
一度騙されたと思ってローストビーフのタレで馬肉を食べてみてください。美味しくて食欲が止まらなくなるのではないでしょうか!

ゆか

馬刺しに合うタレ、食べ方って意外とたくさんあるんです。
馬刺しの旨さを引き出すタレをご紹介している記事がありますので、ぜひこちらも合わせてお読みください。

まとめ

今回は会津の馬刺しの歴史から馬刺しの人気店まで余すことなくお伝えしてきました。

  • 加藤清正のおかげで今現在馬肉が食べられるようになった!
  • 会津に馬刺しが広がったのはプロレスラー力道山のおかげ!
  • 福島県の人気馬刺し店をご紹介。
    お店の場所的には会津坂下町、会津若松市を中心にご紹介しました。
    ほかにも会津美里町、耶麻郡猪苗代町のお店もご紹介しました。

ぜひ福島県にお越しの際は今回ご紹介しましたお店にお気軽にお立ち寄りください
どのお店もオリジナルの辛味噌を提供しているためお店ごとで毎回違った味わいを楽しむことができます。

お店では各お店のオリジナルの辛味噌で馬刺しをお楽しみいただき、お家ではいろいろなタレを自家製で作り馬刺しに合うお好みのタレを見つけてみてはいかがでしょうか?

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