馬刺しを食べすぎるとお腹を壊す?安全な食べ方をご紹介!

馬刺しは美味しいので、ついつい食べすぎちゃうことってありますよね。

タレや薬味を少し工夫するだけで食べ方のバラエティーも豊富で、毎回違った味で楽しめるのも馬刺しの魅力の一つ!

一方で下記のような不安を抱えている方もいるのではないでしょうか?

馬刺しって生肉だけど安全なの?食中毒とか心配だな。
食べすぎると身体に何か影響はないの?

このような心配を抱えている方のために、今回は馬刺しを食べすぎると一体どうなるのか?そして食べすぎを抑えるコツについてお伝えしていきます。

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馬刺し(生肉)は安全なの?

馬刺しは食中毒のリスクが低い

いきなりこんなこと言われても驚きますよね!

食中毒の主な原因とは?

生肉に潜んでいる主な病原菌は、病原大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクターなどです。これらの菌は普段、牛、豚、鶏などの体内に潜伏しています。
加熱処理が不十分なことによって消化器症状(腹痛、下痢、嘔吐など)が起こります。

そして馬刺しが食中毒のリスクがあまりないと言われている、大きな理由がこちら

馬刺しが食中毒のリスクが低い理由
  • 馬は牛、豚、鶏に比べ体温が高く細菌、寄生虫が生息できない

実際どれくらい体温に差があるのかを比較してみました。

体温
馬の体温40℃
牛、豚、鶏などの家畜の体温35℃

5℃ほど体温に差があるのが分かりますね!

続いてこちらは主な病原菌が、どの程度の温度と時間で熱処理ができるのかを表にまとめました。

細菌、寄生虫加熱温度(℃)加熱時間(分)
病原大腸菌6015
サルモネラ菌5510
カンピロバクター6020

それぞれの細菌別の熱処理について表に示しましたが、基本的には馬刺しを食べる際は食中毒のリスクはあまりないので、安心して食べることができます

サルコシスティス・フェアリーって?

稀に冷凍処理が不十分な時に、「サルコシスティス・フェアリー」という寄生虫によって腹痛、下痢、嘔吐などが発生することがあります。
ですが、安心してください。基本的に馬刺しの流通では冷凍流通が義務付けられているので、「サルコシスティス・フェアリー」によって腹痛や下痢などの症状を引き起こす可能性はかなり低いといえます。

食べすぎが原因でお腹を壊す?

確かに食べすぎるとお腹を壊すことってあります、でもそれは馬刺しに限られえた話ではないですよね。

消化に時間がかかるとお腹を壊す

主にお肉類というのは完全に消化するのには最大24~48時間かかるといわれています。
そのため食べすぎた場合、消化が追いつかずに、お腹を壊し、腹痛、下痢などの症状が現れます。

水分をとって消化の働きを助けながらお肉を食べることを心がけましょう!

お腹を壊すことなく安全に食べるには?

よく噛むことが大切

お肉を食べる際は、ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。

よく噛むことで次のようなメリットが得られます。

  • ゆっくりと消化ができる
  • お腹に負担がかからない
  • 満腹中枢が満たされ、食べすぎを抑えることができる
  • 唾液がより分泌され、胃腸の負担を和らげることができる

温かい食べ物と一緒に

馬刺しは生肉なので基本的に冷たい状態で食べますよね。冷たいものを一気に食べると、身体もすっかり冷えきってしまいます。

身体、胃腸も冷えると消化機能がうまく働かず、腹痛、下痢などの症状を起こしやすくなります。

ぜひ温かい飲み物・食べ物と一緒に馬刺しを食べて、体が冷えないよう気をつけましょう!

馬刺しはプリン体含有量が多いってホント!?

結論から言うと、馬刺しが他のお肉と比べてプリン体含有量が多いかと言われると、そこまで大差はありません。なので安心して馬刺しが食べられます。

下記の表はそれぞれのプリン体含有量を比較しました!

100gあたりのプリン体含有量
牛肉、豚肉、鶏肉50~100mg/100g
馬刺し60~150mg/100g

そもそもプリン体とは?

プリン体は食べ物全般に含まれている「旨味の成分」にあたります。

プリン体を多量に摂取すると、プリン体が肝臓で分解され、分解された尿酸が体外へうまく排出できず、体内に蓄積すると痛風の原因となります

痛風の特徴としては、尿酸が関節に沈着して腫れ上がり、激痛が走ります。

プリン体を多く含む食品には一体どんなものがあり、プリン体含有量はどれくらいなのかを紹介している動画がありますので、こちらをご覧ください!

引用:YouTube松嶋慶太「内科医、産業医」

第5位でもすでに500mgを超えているので、馬刺しがそこまで高くないのがお分かりいただけるかと思います。

1日当たりのプリン体の量を400mg以下に抑えることが高尿酸血症、通風の治療のガイドラインにて推奨されています。

ただし上記でも説明した通り、食べすぎるとプリン体を多く摂取してしまうので馬刺しに限らず、食べすぎには注意が必要です。

すでに痛風を患っているという方向け

馬刺しの一日摂取量の目安:50~100g、7~15切れほど

実は馬刺しは栄養の宝庫!?

馬刺しに含まれる栄養価はとても高くダイエットをされている方、健康維持食品としても注目を集めています。

  • 低カロリー
  • 高タンパク質
  • 低脂質
  • 鉄分、亜鉛が豊富
  • ビタミン、ミネラルも豊富

このようなメリットが馬刺しには隠されていますので、ぜひ適量におさえ、健康維持にもつなげましょう!

まとめ

以上のことから馬肉は安心、安全な食肉であることがお分かりいただけたかと思います。

  • 馬は他の牛、豚、鶏と比べると基礎体温が高く食中毒のリスクが低い
  • 馬刺しは食べすぎると消化が追い付かず、お腹を壊しちゃう可能性がある。
  • よく噛んで、満腹中枢を刺激胃腸の負担を和らげよう!そうすれば食べすぎを抑えられます。
  • プリン体は他のお肉と比べてあまり大差がない
  • 適量におさえ健康維持につなげましょう!

何を食べるにも食べすぎがお腹を壊すことになるので、ゆっくりとよく噛んで、食べすぎないよう気をつけながら、栄養価の高い馬刺しを美味しくいただきましょう!

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